大友良英

Yoshihide Otomo

photo 佐藤 類

1959年、神奈川県横浜市生まれ。
実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、その活動は海外でも大きな注目を集める。また映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、様々な人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、現在も様々な活動を継続中。2012年には、「プロジェクトFUKUSHIMA!」 の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年、「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞している。2014年、独立行政法人国際交流基金アジアセンターとともに「アンサンブルズ・アジア」を立ち上げ、音楽を通じたアジアのネットワーク作りに奔走している。
札幌との縁は古く、1980年代、札幌で長年にわたり、個人で前衛音楽を紹介しつづけて来たNMA(NOW MUSIC ARTS)の沼山良明に見いだされたことが音楽家としてのキャリアの重要なスタートとなる。1990年以降は、NMA企画で、毎年のように札幌を訪れ、今日に至るまで様々な音楽企画に参加、出演している。また震災後、福島から移住して来た「たべるとくらしの研究所」の安斎伸也の強い働きかけで、2012年以降、札幌でも「プロジェクトFUKUSHIMA!」の活動を展開してきたことがSIAF2014にとりあげられ、これが札幌市北3条広場で毎年行われる「さっぽろ八月祭」を生むきっかけとなった。これらの活動が注目され、2015年、SIAF2017のゲストディレクターに指名される。



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